軽度障害の社会学:目次

 

序章 障害の多元的理解にむけて
0-1 問題提起
0-2 研究対象
0-3 「障害見取り図」の提示
0-4 本書の構成

第1章 障害学の歴史と変遷
1-1 はじめに
1-2 障害学の成り立ち(障害学小史)
1-3 障害学の理論
1-4 障害学の争点

第2章 ディスアビリティを可視化する
2-1 「障害見取り図」の目的
2-2 理念型としての「障害見取り図」
2-3 ディスアビリティの可視化から得られる知見
2-4 インペアメントのない人々
2-5 研究枠組み
2-6 調査方法と概要

第3章 軽度障害者の意味世界
3-1 軽度障害者の浮上
3-2 基底にある社会通念
3-3 孤立するから補償努力を
3-4 コストを払う
3-5 証明がもたらす循環
3-6 メビウスの帯

第4章 障害者手帳をめぐるアイデンティティ・ゲーム
4-1 身体障害者手帳というアイデンティティカード
4-2 障害者手帳の取得と利用可能な制度等について
4-3 障害者手帳をめぐるアイデンティティ・ゲーム

第5章 晴眼者か盲人か
「どっちつかず」を生きる
5-1 生育家族のなかで
5-2 反主流
5-3 気づき
5-4 どっちつかず
5-5 晴眼者でもなく盲人でもなく

第6章 ディスアビリティと格闘する
6-1 ディスアビリティは下げられる
6-2 ディスアビリティと格闘する
6-3 統合への願い

第7章 称揚される物語と「自分らしさ」の陥穽
7-1 マスター・ナラティブとモデル・ストーリー
7-2 どのような場所なのか
7-3 称揚される物語
7-4 「自分らしさ」の陥穽

終章 無限ループから下りる方法(「異化&統合」をめざして)
8-1 不可視化された人々
8-2 通奏低音
8-3 グラデーションのなかで
8-4 無限ループから下りる方法(「異化&統合」をめざして)

あとがき
参考文献

索引